雪氷
Online ISSN : 1883-6267
Print ISSN : 0373-1006
マイクロ波放射計を用いた路面状態 自動判別システムの開発
渡邊 直樹榎本 浩之舘山 一孝山本 朗人田中 聖隆高橋 修平岩本 明子佐々木 亮介ヌアスムグリ アリマス
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ジャーナル オープンアクセス

2011 年 73 巻 4 号 p. 213-224

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抄録
寒冷地における冬期交通事故の主な原因である雪氷路面状態を自動判別するシステムの開発をした. このシステムでは路面から放射されているマイクロ波放射(輝度温度)および路面温度の相関から路面状態を判別する.さらに,路面状態の時間変化過程を観察し,より精度よく路面状態を判別する. 本研究ではまず実験路面で基礎実験を行い路面状態に応じた輝度温度の範囲を調べた.次に大雪山系石北峠で実際の路面モニターと測定を一冬通して行った.この実験より,多様に変化する路面状態とそれに対応した輝度温度の範囲が詳細にわかった.この実験で得られたデータを用いて路面状態判別基準を作成した.観測視野内が単一の路面状態で占められる場合の一致率はいずれの路面状態においても90 %以上になった.一致率の検討に使用できなかった降雪中および混在路面のデータは48 %にも達しており,今後は各路面の混在比率に対応したマイクロ波放射モデルを構築するなど,全路面に対応した手法の開発が課題である.
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© 2011 公益社団法人 日本雪氷学会
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