雪氷
Online ISSN : 1883-6267
Print ISSN : 0373-1006
日本雪崩ネットワークにおける雪崩情報発表への実践的アプローチ
出川 あずさ
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ジャーナル オープンアクセス

2014 年 76 巻 6 号 p. 451-460

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抄録
日本雪崩ネットワークは長野県・白馬連峰を対象山域として,国内において初めて国際標準の雪崩情報の発表を2011/12シーズンに開始した.そして2シーズンの週末のみの発表を経て,2013/14シーズンは年末から3月末まで毎日,雪崩情報の発表を行った.この雪崩情報は1)標高帯毎に5段階に区分された雪崩危険度,2)最も警戒すべき雪崩の種類とそれが存在する標高帯,斜面方位,誘発の可能性,そして発生した際に想定される規模,3)雪崩の発生状況,積雪状態および気象についての概要,4)行動する人への助言などの構成要素からなる.このような雪崩情報の展開には,フィールド観察者の育成,データと人員を集約して雪崩情報に発展させる仕組み,そして,雪崩情報の利用者に対する教育という3つのフェーズがある.ここでは,これらについて日本雪崩ネットワークの実践的アプローチを報告する.
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© 2014 公益社団法人 日本雪氷学会
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