2024/2025年冬期,青森県津軽地方では記録的な大雪となり,停電や交通障害が多発したほか,人的被害や住家・非住家被害,農業被害が甚大となった.そのため,2025年1月4日に災害救助法が適用された.その後も大雪が続き,2025年2月25日に再び災害救助法が適用された.著者らは,1月の災害救助法適用を受けて,青森県津軽地方において,主に市街地を対象とした広域積雪調査をおこなった.1月の調査では,積雪深や積雪相当水量が津軽平野南西部や青森平野南部で特に大きかった.各観測点の全層密度を平均すると,その値は約350 kg/m3となり,厳寒期としては高密度だった.積雪断面観測で全層が濡れていることを確認したことと併せ,いわゆる湿った重い雪であることが確認された.1月から2月にかけての積雪相当水量増加が顕著であった調査地点は丘陵地でリンゴの被害報告と一致した.