環境科学会誌
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シンポジウム論文
環境・経済・社会・ヒューマンファクターにかかわる評価指標に関する研究
-持続可能型エコトピア実現に資する指標-
林 希一郎伊東 英幸古賀 一男田原 譲片山 新太伊藤 秀章有田 裕二井上 泰志小林 敬幸
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2009 年 22 巻 4 号 p. 281-289

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抄録
本研究では,環境・経済・社会・ヒューマンファクターの各種要素を包含する観点から科学技術や集団・社会の持続可能性を評価するエコトピア指標の基本的考え方の整理を行った。本稿では,エコトピアの類似概念である持続可能性やQOL(生活の質)の幅広い学問分野における定義を確認し,エコトピア指標の重要な要素である環境負荷とQoSL(Quality of Sustainable Life)の基本的考え方を明確化した。次いで,パーム油から製造するバイオディーゼルと軽油の環境負荷の事例研究として,エコロジカル・フットプリント,LCA-GHG,エコリュックサックを用いた総合評価を行い,多軸評価の重要性を示した。
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© 2009 社団法人 環境科学会
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