東北大学大学院歯学研究科リハビリテーション歯学講座加齢歯科学分野
2020 年 26 巻 2 号 p. 90-96
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口腔機能の低下が低栄養を介して高齢者の健康や生活機能,生活の質に負の影響を及ぼすことが知られるに伴い,口腔機能低下は歯科が対応すべき新たな病態とみなされるようになり,診断に係る検査項目や評価基準も整備されてきた.従前,咀嚼能力の代替指標として用いられてきた咬合力は,今や口腔機能低下の診断項目のひとつに数えられているが,その評価基準の根拠は必ずしも明確ではない.本稿では,高齢者の口腔機能評価における咬合力検査の活用のあり方を考えたい.
下顎運動機能とEMG論文集
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