2024 年 30 巻 2 号 p. 154-155
Ⅰ.目的
等尺性舌抵抗訓練は,嚥下障害患者に対する訓練として広く用いられている.我々はこれまでに,10秒間の舌圧発揮時の舌筋,および舌骨上筋の活動様式について報告してきた1).また,比較的弱い舌圧強度での舌挙上訓練により,舌筋の大脳皮質活動の興奮性変化が生じることが報告されている2).本研究では,舌抵抗訓練を模した反復的舌圧発揮時における舌筋を含む嚥下関連筋の活動様式の定量的な評価,および大脳皮質運動野に与える影響について検討することを目的とした.