日本顎口腔機能学会雑誌
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ワークショップ報告
生成AIでできる!? 顎口腔機能解析プログラムを作ってみよう
萬田 陽介, 大川 純平, 村嶋 綾香, 天埜 皓太, 大賀 泰彦, 荻原 久喜, 武内 聡子, 仲座 海希, 西村 尚弘, 宮下 幸平, 渡邊 亮友, 兒玉 直紀
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2026 年 32 巻 1 号 p. 36-39

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抄録

Ⅰ.目的

 厚生労働省の令和4年(2022)人口動態統計によると,高齢者における「気道閉塞を生じた食物の誤えん」による死亡者数は4696人と近年増加傾向にあり,現在の誤嚥防止策に加えて新たな対策の導入が急務である.高齢者の咀嚼機能と嚥下には密接な関係があり,咀嚼周期の乱れが誤嚥リスクを高めること1),また,誤嚥を防ぐためには,呼吸・咀嚼・嚥下のタイミングを精密に調整する必要性が報告されている2).

 咀嚼時の顎運動計測には,磁気や光学センサを用いた装置が使用される.しかし,顎運動解析装置を用いた咀嚼動作解析には専門的な知識や高価な機材が必要であり,導入コストの高さが臨床現場での応用の障壁となっている.近年ではマーカーレスモーションキャプチャ技術を応用した手法を用いた研究が行われている3)が,計測した顎運動が実際の咀嚼に関与しているか不明であり,測定環境の違いや被験者の動作の多様性を考慮すると,実用化にはさらなる検討が必要である.

 我々はマーカーレスモーションキャプチャによる日常の食事場面での誤嚥予防,オンラインによる見守り不足の解消を目指し,深度カメラを使用した摂食動作判別システムの開発に取り組んでいる.本研究では開発したシステムの精度を検討することを目的とし,筋電図から検出される咀嚼回数とモーションキャプチャから検出される咀嚼回数の一致度,および各被検者における一口量ごとの咀嚼回数を調べることとした.

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