日本顎口腔機能学会雑誌
Online ISSN : 1883-986X
Print ISSN : 1340-9085
ISSN-L : 1340-9085
第72回 学術大会抄録
外耳道のひずみを基にした人工知能による咀嚼能力の評価について
仲座 海希船岡 俊介増田 裕次
著者情報
ジャーナル フリー

2026 年 32 巻 1 号 p. 52-54

詳細
抄録

Ⅰ.目的

 歯科臨床で広くに行われているグミゼリーを用いた咀嚼能力測定は,測定手法の煩雑さや,保管方法による弾性の変化,糖尿病患者への配慮が必要など,いくつかの問題点がある.一方,我々の研究室では,顎運動に伴って外耳道にひずみ変化が生じることに着目し,耳栓と気圧計を組み合わせた咀嚼回数係数装置を開発した.先行研究において,このセンサーを用いて顎運動に伴う外耳道内の圧変化を記録することで,顎運動や咀嚼能力の評価の可能性が示唆されていた.しかし,個人差のある波形を解析することは困難であった.そこで,人工知能(AI)の支援によってこの課題を解消できないかと考えた.

 本研究では,既存の咀嚼能力測定の課題に対応するため,外耳道ひずみを基にしてAIを用いた新しい咀嚼能力評価手法を提案する.

著者関連情報
© 2026 日本顎口腔機能学会
前の記事 次の記事
feedback
Top