日本顎口腔機能学会雑誌
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第72回 学術大会抄録
高齢者の咀嚼トレーニングが安静時機能結合ネットワークに与える影響
林 優真小野 弓絵
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2026 年 32 巻 1 号 p. 76-77

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抄録

Ⅰ.目的

 高齢者の咀嚼機能と認知機能との相関は広く支持されており,咀嚼刺激による認知機能の向上や,咀嚼能力と相関する体性感覚運動野と小脳の機能連関が報告されている1).しかし,咀嚼刺激による認知機能改善の機序解明を目的とした脳機能イメージング研究は咀嚼の即時効果の検証にとどまり,持続的な咀嚼トレーニングに対する知見は十分ではない.我々はアルツハイマー型認知症や軽度認知障害のバイオマーカーである安静時機能結合2)に着目し,咀嚼機能が低下した高齢者に対する1か月間の咀嚼トレーニングを行い,介入前後で安静時fMRI(resting-state functional magnetic resonance imaging: rsfMRI)計測を行った.本稿では,介入による咀嚼機能・認知機能の向上と,rsfMRIから評価した脳の安静時機能結合との関係についての予備的な検討結果を報告する.

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