主催: 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
近年高まる空調設備の省エネルギー化計画により、エネルギーマネジメントの要求が強まり、年間熱負荷計算の需要が増している。現在では数多くの年間熱負荷計算を計算するツールが開発されているが、それらの計算結果の適用性や特徴に関する情報は十分ではない。そこで本研究では、米国で開発されたTRNSYSと日本の実務設計で使用されるMicro-HASP/TESという2つのツールに着目し、両ツールの計算結果の比較検討によって、差違の特徴を明らかにし、今後のエネルギーマネジメントに資する基礎的研究を行うことを目的とした。