畜産食品中の残留ベンジルペニシリンの微生物学的試験法

藤田 和弘; 山口 嘉奈子; 松岡 慎; 高山 正彦; 渡井 正俊; 丹野 憲二; 丸山 賀子; 村山 三徳; 豊田 正武

doi:10.3358/shokueishi.41.149

ノート

畜産食品中の残留ベンジルペニシリンの微生物学的試験法

藤田和弘, 山口嘉奈子, 松岡慎, 高山正彦, 渡井正俊, 丹野憲二, 丸山賀子, 村山三徳, 豊田正武

著者情報

キーワード: ベンジルペニシリン, ボンドエルートC18カートリッジ, 微生物学的試験法, 円筒平板法, マイクロバイオオートグラフィー

ジャーナルフリー

2000 年 41 巻 2 号 p. 149-153

DOI https://doi.org/10.3358/shokueishi.41.149

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抄録

畜産食品中のベンジルペニシリン (PCG) の微生物学的試験法について検討した. 水で抽出し, タングステン酸により除タンパクした後, Bond Elut C18で精製を行った. 定量は円筒平板法を用い, 同定はマイクロバイオオートグラフィーにより実施した. 本法によるCodex規格の残留基準値レベルでの平均回収率は, 80.7%であり, 定量下限は肉, 肝臓, 腎臓で5ppb, 牛乳で1ppbであった.

責任著者(Corresponding author)

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