食品衛生学雑誌
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LC/MSによる畜水産食品中のスピラマイシンおよびチルミコシンの定量
堀江 正一竹上 晴美戸谷 和男菊池 好則中澤 裕之
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2003 年 44 巻 3 号 p. 150-154

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抄録

LC/MSを用いた畜水産食品中のスピラマイシン(SPM)およびチルミコシン(TLM)の定量法を検討した.試料の前処理には,抽出に 0.2% メタリン酸-メタノール(6 : 4)混液を,クリーンアップにはOasis HLBカートリッジを採用した.SPMの主成分SPM-I, その主代謝物NSPM-IおよびTLMは,エレクトロスプレーイオン化ポジティブモードによりそれぞれ2価イオン[M+2H]2+が感度良く観測された.LC条件は,カラムにCapcell Pak MG-C18 (150×2 mm i.d.), 移動相には 0.02% ギ酸–アセトニトリル系を用い,グラジエント溶出法を用いた.本法における添加回収率は0.2 μg/gの添加で 73.2~89.2%, 検出限界は0.01 μg/gであった.

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© 2003 公益社団法人 日本食品衛生学会
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