食品衛生学雑誌
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調査・資料
しらす加工品に混入したフグ稚魚の種判別と毒性
桐明 絢太田 晶岡山 桜子松浦 啓一石崎 松一郎長島 裕二
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2016 年 57 巻 1 号 p. 13-18

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抄録

市販のしらす加工品にフグ稚魚が混入した事例が,2014年9月に多数報告され,商品の回収等が行われた.フグ稚魚の毒性に関する知見は少なく,フグ稚魚が混入したしらす加工品の安全性を評価するため,混入フグ稚魚の種と毒性を調べた.2014年7~9月に各地で製造されたしらす加工品17試料を用い,ミトコンドリアDNA 16S rRNA部分領域の塩基配列から種判別を行い,LC-MS/MS分析でテトロドトキシン(TTX)を測定した.遺伝子解析の結果,15試料はシロサバフグ,2試料がナシフグと判別された.シロサバフグ試料からTTXは検出されず(10 ng/g未満),ナシフグ試料ではTTXに相当するピークが検出されたが,定量下限値(30 ng/g)未満であった.

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© 2016 公益社団法人 日本食品衛生学会
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