食品衛生学雑誌
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肉類の貯蔵に関するポーラログラフ的研究 (第17報)
NH4OH濃度および電解温度に対する水棲動物の水抽出液タンパク波の特徴
小原 哲二郎小笠原 八十吉草間 正夫城田 澄子
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1962 年 3 巻 2 号 p. 130-140

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抄録

(1) 85種類の水棲動物水抽出液タンパク波におよぼすNH4OH濃度ならびに電解温度の影響を比較検討し, 実際の検定に役立つ基礎的資料を提供した.
(2) 得られたタンパク波の波高曲線およびその crossing point はそれぞれ異なった特徴ある結果を示した. したがってNH4OH濃度および電解温度の影響に関する実験は, 期待できる有効な一判定法と考えられた.
(3) ポーラログラフタンパク波により, 微量の試料で迅速かつ簡易に水棲動物タンパク質の比較検討を行なうことが可能であり, 食品の判定法に大いに役立つものと考えられた.けれどもさらに異なった新しい工夫を必要とする.

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© 社団法人 日本食品衛生学会
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