食品衛生学雑誌
Online ISSN : 1882-1006
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エトリムホス及びその代謝物のアルカリ熱イオン化検出器付きガスクロマトグラフによる同時定量
農薬代謝物に関する研究 (第1報)
津村 ゆかり関口 幸弘中村 優美子外海 泰秀伊藤 誉志男
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1993 年 34 巻 5 号 p. 415-419_1

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抄録

野菜及び果実中のエトリムホス及びその酸化型代謝体であるエトリムホスオキソンの同時定量法を開発した. 試料をアセトン及び酢酸エチルにより抽出後, 減圧濃縮し, アルカリ熱イオン化検出器付ガスクロマトグラフ (FTD-GC) で定量した. いちご, キャベツ, 大根, 白菜, きゅうりの添加回収率は, 添加量0.2ppmでエトリムホスが84.2~103.5%であり, エトリムホスオキソンが70.5~99.2%であった. 検出限界はエトリムホスが0.001ppm, エトリムホスオキソンが0.01ppmであった.

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© 社団法人 日本食品衛生学会
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