食品衛生学雑誌
Online ISSN : 1882-1006
Print ISSN : 0015-6426
ISSN-L : 0015-6426
フォトダイオードアレイ検出HPLCによる牛肉及び牛乳中のタンパク同化ホルモンの定量
宮崎 奉之笹本 剛生橋本 常生小久保 彌太郎
著者情報
ジャーナル フリー

1995 年 36 巻 6 号 p. 748-753_1

詳細
抄録

フォトダイオードアレイ検出器付きの高速液体クロマトグラフ (PDA-HPLC) を用いた, 牛肉及び牛乳中のタンパク同化ホルモン剤計17種の分析法を開発した. MeCN-MeOHで抽出し, ジクロロメタンに転溶後, diethylaminopropyl カラム, Sephadex® LH-20カラムによりクリーンアップし, PDA-HPLCにより測定した. 牛肉に20ng/g添加したホルモン剤の回収率は60.2~102.0%であり, その最小検出濃度は約2ng/gであった. 牛乳に10ng/g添加したときの回収率は70.2~100.1%であり, その最小検出濃度は1ng/gであった.

著者関連情報
© 社団法人 日本食品衛生学会
前の記事 次の記事
feedback
Top