1995 年 36 巻 6 号 p. 748-753_1
フォトダイオードアレイ検出器付きの高速液体クロマトグラフ (PDA-HPLC) を用いた, 牛肉及び牛乳中のタンパク同化ホルモン剤計17種の分析法を開発した. MeCN-MeOHで抽出し, ジクロロメタンに転溶後, diethylaminopropyl カラム, Sephadex® LH-20カラムによりクリーンアップし, PDA-HPLCにより測定した. 牛肉に20ng/g添加したホルモン剤の回収率は60.2~102.0%であり, その最小検出濃度は約2ng/gであった. 牛乳に10ng/g添加したときの回収率は70.2~100.1%であり, その最小検出濃度は1ng/gであった.