食品衛生学雑誌
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クコ葉中の抗菌活性成分
寺内 正裕金森 久幸信宗 正男福田 伸治矢原 正治山崎 和男
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1998 年 39 巻 6 号 p. 399-405_1

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抄録

クコ葉の健康食品としての有効利用を模索する目的で, 抗菌活性成分の検索を行った. その結果, クコ葉のメタノールエキスが抗菌活性を示し, その活性成分の一つが, クコの特徴的な成分である Lyciumoside I であることが明らかとなった. Lyciumoside I は, 胃潰瘍, 十二指腸潰瘍, 胃ガンなどの原因菌と考えられている Helicobacter pylori 菌の発育も抑制した. この化合物は, クコ茶中にも多く溶出することが分かった. 更に, lyciumoside 類の構造活性相関についても検討した.

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© 社団法人 日本食品衛生学会
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