小児耳鼻咽喉科
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シンポジウム2―救急対応を要する小児耳鼻咽喉科疾患
頸部・気道・食道領域
平林 秀樹
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キーワード: 小児, 異物, 救急対応
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2018 年 39 巻 3 号 p. 238-242

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抄録

小児耳鼻咽喉科疾患で逼迫した救急対応を迫られるのは気道閉塞である。その診断・治療は,いかに迅速に原因を特定できるかが最も重要である。小児の気道の特殊性は1)軟骨が柔らかく吸気時につぶれやすい,2)粘膜下組織が祖なため腫脹しやすい,3)感染を受けやすい,4)喀痰などの排出力が弱い,5)訴えが分かりづらい,6)病態が突然変化する,7)喉頭の位置か高い,などである。意識のない時や,訴えが分からない時などは,チアノーゼ,陥没呼吸,多呼吸,喘鳴など,他覚的症状で判断する。上気道疾患か下気道疾患か,緊急処置が必要か否かを的確に判断する。本稿は当院で経験した症例を中心に救急対応を要する小児耳鼻咽喉科疾患つき述べた。

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© 2018 日本小児耳鼻咽喉科学会
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