一次性頭痛患者の有病率を求め,その特徴を検討した。対象は,国際頭痛分類の基準で一次性頭痛と診断(含疑い)され赤外線CCDカメラ下に異常眼球・眼瞼運動を異常を認めた,4歳~18歳の耳鼻咽喉科外来受診患者である。結果:2012年1月~2017年1月までの対象患者は全体676名(女性345名,男性331名)だった。その有病率(%)は(平均,最小,最大)表示で,全体(18.0,2.4,25.8),女性(21.3,1.8,35.6),男性(15.1,2.8,22.2),だった。平均有病率に対して有病率のばらつきは33.8%だった。有病率の年齢分布は,全体と女性では8歳と14歳が極大となる二峰性分布,男性は8歳が極大となる一峰性分布だった。13歳以下の有病率に男女差は無く,14歳以上で女性の有病率が有意に高かった。結論:赤外線CCDカメラ下に異常眼球・眼瞼運動を認める一次性頭痛の有病率には,ばらつき・年齢分布の極値,14歳以上の男女差などの特徴があった。