修紅短期大学紀要
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こども園における幼小連携の認知度とスクールソーシャルワーカーの活用可能性
岩手県内のこども園を対象に
館山 壮一
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2020 年 40 巻 p. 15-21

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抄録
本稿では、近年問題となっている小1プロブレムについて、(保)幼小連携の観点からスクールソー シャルワーカー(SSW)の認知度や活用可能性について岩手県内の全95園の認定こども園に対して質 問紙調査を行った。その結果、小1プロブレムに関する認識は8割以上の園が有しており、保護者から 相談のあった園も8割以上であったが、対策を行っている園は6割に届かず、現場の担当者が個別に対 応・解決にあたっている可能性が指摘できた。また、SSWについても8割以上の園で認識があるものの、 具体的な業務内容についてはおよそ4割の園で認識がなく、対応が現場任せで、専門職の存在にまで思 い至らない可能性が指摘できることから、SSWについてのイメージ像が確立されていないと指摘した。 さらに、SSWの導入が可能でない場合には、既存保育士のソーシャルワーク機能を向上させる必要が あるのではないかと指摘した。そして規模別に回答を確認した結果、小規模な園では保護者からの相談 はないということから、顔が見える者同士であれば進級に際しての不安や緊張が和らぎ、問題行動につ ながりにくいと指摘した。進級など環境の変化を伴うライフイベントは成人していてもストレスを覚え るものであり、5-6歳の子どもにとって環境が大きく変わることは、強いストレス感を伴うものであ ると容易に想起でき、そのストレスから逃れるために問題行動を起こしていると捉えることも可能だと して、今後の研究の蓄積がより求められると述べた。
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