室内環境
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原著論文
室内化学物質暴露に関わる子供の消費者製品事故のリスク評価
青木 幸生 青木 菜々子東海 明宏中久保 豊彦伊藤 理彩
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ジャーナル オープンアクセス

2024 年 27 巻 1 号 p. 23-42

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抄録
 子供は,身体機能が未成熟であるため,化学物質暴露の事故等による被害が大人よりも大きくなる可能性がある。本研究では,子供の室内化学物質暴露に関わる事故について,国内の主要な製品事故データベースを用いて事故情報を抽出し,全米傷害調査電子システムコードを用いた分類を試みた。その結果,損傷部位は,頭頚部の割合が19歳以下で33.8%と高いことがわかった。傷害の種類では,皮膚炎に化学熱傷を合せた皮膚障害が最も多く,19歳以下で61.1%であった。また,事故の多い製品分野は,化粧品・薬品,建築・家具,玩具であることがわかった。一方,抽出した製品コードに対する0-19歳の中毒,皮膚炎,化学熱傷の事故発生確率は,概ね1E-6-1E-5 (incidence / population / year) 台であった。また,そのリスク期待値は,1E-11-1E-10 (lost-years per person / year) 台であり,診断・製品コード間で大きな差異はみられなかった。各年齢層の比較では,全年齢に比較して,中毒における玩具や布地処理製品に関わるコードの1-4歳の事故発生率は15倍および9倍,リスク期待値は6倍および3倍高く,高リスクな年齢層および診断・製品コードであることがわかった。
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© 2024 一般社団法人 室内環境学会
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