日本シルク学会誌
Online ISSN : 1881-1698
Print ISSN : 1880-8204
ISSN-L : 1880-8204
論文
生糸の節・糸むら検査のエレクトロニクス化
石黒 善夫神津 剛夫石井 昭衛
著者情報
ジャーナル フリー

1993 年 2 巻 p. 31-37

詳細
抄録
 生糸検査における節・糸むら検査は、現在セリプレーン検査により目視で行われている。しかし検査の客観性、検査員の養成、多くの人手を要する等問題点も多い。このため、検査の改良、特にエレクトロニクス技術による代替が要請されている。
 我々は、節検出には半導体レーザセンサを使用し、糸むら検出にはCCDラインセンサを用いた装置を考案した。実験を繰返し、現行検査と比較検討しているが、実用化の可能性が得られた。現在、検査精度の向上と試料採取の方法を検討するなど、実用化に向けた研究過程にある。
著者関連情報
© 1993 日本シルク学会
前の記事 次の記事
feedback
Top