日本シルク学会誌
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論文
複合ネットロウシルク (芯 : キュプラ) の織物性状
青木 昭蓜島 富士江勝野 盛夫
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1995 年 4 巻 p. 26-32

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抄録
 ネットロウシルクの性能と用途の拡大を目的として、キュプラのスパン糸およびフィラメント糸を芯糸として挿入した2種類の複合ネットロウシルクを作製して、先練複合シャツ地および後練複合ストール地を試作した。
 先練複合シャツ地は、経糸にキュプラフィラメント糸、緯糸に複合ネットロウシルク (芯 : キュプラスパン糸) を織り込み、光沢のある嵩高な平織物に織り上った。後練複合ストール地は、追撚した複合ネットロウシルク (芯 : キュプラフィラメント糸) を経・緯糸に使いシャリ感を与え、糸間隔を広くして製織性を高め、通気性をもたせることができた。前者は構造的に経方向の収縮率が大きくなったが、両者ともアイロンにより良好に仕上がり、光沢、風合いともに絹味を十分に発揮できる実用的生地ができた。
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© 1995 日本シルク学会
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