日本シルク学会誌
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論文
メタクリル酸ジメチルアミノエチルグラフト加工絹の性質
上石 洋一小松 秀和太田 正徳岩崎 健洋笠原 力清水 浩二玉村 日出隆中里 晃
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1995 年 4 巻 p. 4-11

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抄録
 メルカプト基を含むシランカップリング剤で処理した絹に, 側鎖にジメチルアミノ基を持つメタクリル酸エステル (メタクリル酸ジメチルアミノエチル) をグラフト重合し, さらに, ヨウ化メチルで側鎖の4級塩化を行った。グラフト後の付加率は約5%であり, 一般細菌に対する抗菌効果がみられた。モノマーで4級塩化を行った系では付加率も小さく, 顕著な抗菌性はみられなかった。EDX (エネルギー分散X線分析) を用いてヨウ素の分析を行うと, 前者には明瞭なピークが観察されたが, 後者では明瞭ではなかった。加工後機械的な性質には, ほとんど変化がみられなかった。染色性はモノマーがカチオン性のために濃色となった。
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© 1995 日本シルク学会
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