抄録
80%エタノール/0.1%トリフルオロ酢酸で抽出した繭層トリプシンインヒビター (BmoCSTI) 画分には 8M 尿素抽出に比べてセリシンなどの高分子タンパク質の混入が少なかった。この抽出方法はトリプシンインヒビターを選択的に抽出し、夾雑タンパク質の影響を避けることができる方法であり、以降の精製工程を簡略化することが可能である。 Native ゲルを用いたプレパラティブ電気泳動法を活用して多型化している BmoCSTI を分離したところ、 BmoCSTI-I 活性と BmoCSTI-II 活性を分画することができた。 BmoCSTI-I とBmoCSTI-II の分子量はそれぞれ約8000および6000と推定された。