伊豆諸島北部に位置する伊豆大島の第6学年児童を対象に,火山防災に関わるSTEAM教育プログラムの下,火山噴火現象を踏まえた火山観測機器を理解するプログラミング教材を開発し,実践した。そして,ポップコーンの噴出で火山噴火を表現した噴火モデル上に,振動や温度を感知するMESHブロックを用いた火山観測機器を設置し,噴出前の震動や温度の変化,ポップコーンの噴出を感知するプログラミング教育を行い,その教育的効果を検討した。その結果,学習者が,火山の特徴に関連した知識と,火山観測機器についての知識を結び付けて考えることができることなどが示された。また,それらの知識を噴火の被害を減らすプログラムについて思考,判断,表現する場面に活用することがわかった。さらに,LEDやボタンなど,情報を受信する機能を持つMESHブロックの設置場所を検討する場面で,火山の情報を正しく伝えることで,災害からの被害を減らす方法を考えようとする学びに向かう力,人間性等を育むことができる可能性を示すことができた。