日本女性科学者の会学術誌
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総説
原子精度の立体造形技術による強相関金属酸化物のナノ相転移特性解明
服部 梓
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2021 年 21 巻 p. 13-21

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抄録

強相関酸化物は相転移により自らの状態を劇的に変え、巨大かつ急峻な物性値の変化をもたらす魅力的な材料群である。これらの金属酸化物でみられる金属-絶縁体相転移の最小単位は数十から数百nmサイズのナノ電子相であることが分かってきたが、その発生起源解明への実験的なアプローチはほとんどなかった。相関金属酸化物の物性起源であるナノ電子相ドメインの物性を明らかにするためには、単一ナノ電子相を抽出しその特性を評価する必要がある。我々は独自の3次元ナノ構造創製技術を開発することで、金属酸化物の高品質ナノ構造体の造形を実現し、単一ナノ電子相の金属-絶縁体転移特性の計測に成功した。そして、強相関電子系の相転移の本質に迫る、ナノ電子相の一次相転移特性、電子相の転位点分布を実験的に解明を実現してきた。

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