2022 年 37 巻 1 号 p. 52-57
Rosai-dorfman病(Rosai-Dorfman Disease;RDD)は,原因不明の組織球増殖性疾患である。主病変はリンパ節であるが,節外病変を認めることもあり,皮膚に病変が限局する症例は皮膚Rosai-dorfman病(cutaneous Rosai-Dorfman Disease;cRDD)として報告されている。
確立された治療法はなく,外科的切除,抗菌薬,ステロイド外用・局注・内服,サリドマイド,化学療法,放射線療法など様々な報告があり,中でも外科的切除が最も効果が高いとされている。今回我々はcRDDの1例を経験したため,これまで本邦で報告されているcRDD をまとめ,外科的切除,再発症例について検討した。