Skin Cancer
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当科における過去10年間の悪性黒色腫と重複癌について
秋元 隆太田口 良吉福田 知雄
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2024 年 39 巻 1 号 p. 49-54

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抄録

悪性黒色腫はメラノサイトが癌化した皮膚悪性腫瘍で,進行すれば高率にリンパ節および遠隔転移を来し,再発率も高く慎重な経過観察が求められる疾患である。経過観察において時に注意を払わなくてはいけないのが重複癌で,本邦における重複癌の発生率は徐々に増加傾向にあるとの報告がある。我々は当科で2013年から2023年までに経験した悪性黒色腫症例114例における重複癌の発生状況について検討した。114例中重複癌は23例,平均年齢は73.1±8.4歳であった。重複癌患者23例のうち悪性黒色腫が先行した先行群は4例,悪性黒色腫が後発した後発群は19例であった。

重複癌の種類に明らかな偏りはなく,先行群において重複癌を生じるまでの期間は平均1.7年であった。今回の結果からも悪性黒色腫における重複癌は増加傾向にあり,今後診療にあたる上で重複癌の発生には留意する必要があると考えた。

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© 2024 日本皮膚悪性腫瘍学会
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