大阪市立大学皮膚科学教室
1991 年 6 巻 3 号 p. 411-415
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2歳, 女児の右第5指にみられた爪変形を伴う黒色爪を報告した。色素斑は出生時より認められ, 初診時には, 爪甲全体が肥厚して黒色を呈し, 数条の横溝を形成していた。また, 爪周囲皮膚にも色素斑が存在した。病理組織学的には複合母斑の像を示したが, 爪母付近では連続性にmelanocyteが増殖し, 爪床下の真皮の一部にlymphocytic infiltrationが認められ, 今後も変化する可能性があると思われた。
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