2009 年 8 巻 Suppl.12 号 p. B660-B665
平成19年度より従来の特殊教育から特別支援教育に変わり,病気や障がいのある子どもに応じた教育が,さらに保障されるようになった。入院治療中の病気の子どもの教育を支えてきた大阪府立羽曳野養護学校は,平成20年度より羽曳野支援学校と名称が変わり,さらにセンター的機能として医療・地域と連携した地域支援活動を推し進めている。
今回は,養護教諭へのアンケート調査から見えた,ADの児童生徒の学校生活の実態とADで入院した児童生徒に対し,入院中より呼吸器・アレルギー医療センターと連携して,退院後の支援体制を構築した事例からより,今後支援学校(病弱)が果たすべき役割とアレルギー生活指導管理表の活用について報告する。