バイオメカニズム学会誌
Print ISSN : 0285-0885
解説
米国におけるバイオメカニズム教育(<特集>工学系におけるバイオメカニズム教育)
勝又 宏道免 和久
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2002 年 26 巻 2 号 p. 91-96

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抄録

生体の運動生成・調節あるいは,巧みな運動の習得メカニズムの理解を試みる運動制御・学習の研究において,力学・神経生理学の基礎知識に基づいた観点で,運動を捉えることは必要不可欠である.本稿において、米国の大学院で筆者が受けた教育で強調されてきた,運動制御・学習の研究における,力学および神経生理学の基礎知識の必要性について述べる.次に,これらの基礎知識のもとに構築されている運動制御の理論的枠組みについて紹介する.最後に,米国の大学院における運動制御・学習の教育例として,筆者が体験したいくつかの学科について紹介する.

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© 2002 バイオメカニズム学会
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