バイオメカニズム学会誌
Print ISSN : 0285-0885
研究
特徴的な形状を有する人工股関節各種ステムにおける制動能の比較
酒井 利奈, 金井 伸枝, 糸満 盛憲, 根武谷 吾, 馬渕 清資
著者情報
ジャーナル フリー

2005 年 29 巻 4 号 p. 219-226

詳細
抄録
人工関節全置換術後,初期固定が得られない場合,数年で緩みをきたす.初期固定は力学的な固定であり,それなしでは術後の骨組織の再生促進は期待できず,長期固定もありえない.現在,多様なデザインの人工関節が次々と開発され臨床応用されているが,新規開発された人工関節の固定法を力学的に評価する指針は確立されていない.そこで本研究においては人工股関節ステム形状の特徴的な固定部位が初期固定に機能するか否かを検討するため,人工股関節と骨組織の三次元有限要素解析を行った.固定部周囲の固定性の優劣を判断するために変位量を指標とし,現在臨床で用いられている代表的な人工関節3タイプについて制動能評価を行った.
著者関連情報
© 2005 バイオメカニズム学会
前の記事 次の記事
feedback
Top