バイオメカニズム学会誌
Print ISSN : 0285-0885
解説
自由歩行の安定性限界
長崎 浩
著者情報
ジャーナル フリー

2006 年 30 巻 3 号 p. 115-118

詳細
抄録
歩行の不安定性を自由歩行の安定性限界で起きる現象として論じた.自由歩行は一貫した周期性,最適なコスト,非線形振動子の定常振動という点でそれなりに安定な動作である.安定性は低および高周波数領域で乱れる.高周波数では歩幅の臨界減衰が生じるかもしれない.低周波数では動歩行から静歩行へのバランス機構の再適応が要求される.これら2種類の安定性限界において,高齢者・障害者の歩行の安定性に問題が生じるであろう.
著者関連情報
© 2006 バイオメカニズム学会
前の記事 次の記事
feedback
Top