アリの嗅覚・新たな側面－社会性をもたらすケミカル識別に関して

尾崎 まみこ; 西田 健

doi:10.3951/sobim.31.119

抄録

社会性昆虫は，巧妙なケミカルコミュニケーションを様々に用いて，血縁集団を維持している．そこで利用される種固有の化学物質はフェロモンと呼ばれ ,その化学構造が次々に明らかにされている．本稿では ,アリの道しるべフェロモンと，警報フェロモン，巣仲間識別フェロモンの 3つについて，それらの化学情報が，アリの嗅覚器でどのように受容され，脳へ伝えられ，行動へと繋がるか，近年明らかになりつつある神経機構を概説する．

著者関連情報

お気に入り & アラート

閲覧履歴

発行機関からのお知らせ

■ 第45回バイオメカニズム学術講演会（SOBIM2024）
【日程】2024年12月7日（土）－12月8日（日）
【形式】対面開催
【場所】国立大学法人電気通信大学（東京都調布市）
【HP】https://sobim-conf.com/2024/
【実行委員長】岡田英孝（電気通信大学）

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）