バイオメカニズム学会誌
Print ISSN : 0285-0885
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人間形発話ロボットによる人間の発話メカニズムの解明
福井 孝太郎誉田 雅彰高西 淳夫
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2009 年 33 巻 4 号 p. 237-242

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抄録

人間の発話運動は複雑な流体音響現象を含んでおり,その解明のために物理モデルを構築することは有効な手段である.ロボット技術を用いた物理モデルとして,われわれは人間形発話ロボットWT-7R(Waseda Talker No.7 Refined)を構築した.WT-7Rは声帯・舌などの発声に重要な器官を,これまでの機械モデルよりも人間の機構に近い形で構築したロボットである.

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© 2009 バイオメカニズム学会
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