バイオメカニズム学会誌
Print ISSN : 0285-0885
解説
リハビリテーション方法の進歩に伴う効果指標の再検討
~脳卒中患者に対する上肢機能および日常生活活動の評価を例に~
髙橋 香代子
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2010 年 34 巻 4 号 p. 282-285

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抄録
脳卒中患者において,日常生活活動(ADL)の獲得は,リハビリテーションの主な目標である.しかし,既存のADL の評価方法は動作の自立度を問うものであり,麻痺側上肢が廃用手であっても,非麻痺側上肢による代償動作により,高い得点となる.そのため,脳卒中患者に対する訓練内容は,主に非麻痺側片手による代償的動作訓練が重視され,麻痺側上肢に対する機能訓練は軽視されてきた.  一方,近年ではCI 療法など麻痺側上肢へのアプローチの必要性と効果が再認識されており,それに伴い麻痺側の上肢機能評価法の開発が進んできた.本論文では,近年開発された評価法を紹介し,リハビリの効果尺度の開発に重要な点について述べたい.
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© 2010 バイオメカニズム学会
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