抄録
3 軸加速度計を用いた歩行計測をリハビリ場面において臨床応用するための3 つの課題について,われわれの取り組み
を解説した.①多忙な臨床業務の中で,素早く歩行状態を測定するためには,加速度計を用いた歩行計測を確立させる必要があった.②加速度計によって得られたデータを患者に理解してもらうためには,リサージュ図形を用いたデータの可視化が有効であった.③加速度計を用いた歩行の異常状態と異常時期が特定できたことにより,重点的にその時期に必要な筋力や可動域の練習プログラムを構築することに役立てることができると考えられた.