バイオメカニズム学会誌
Print ISSN : 0285-0885
解説
上肢運動用ロボットKINARM を用いたリハビリテーション
春日 翔子大高 洋平牛場 潤一
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2013 年 37 巻 2 号 p. 93-99

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抄録
上肢運動用ロボットシステムKINARM は,①疾患や損傷による中枢神経系の機能障害の程度を,上肢運動の巧緻性から評価すること,②実験的に運動環境を変化させたときの身体適応を調べることで,運動制御や運動学習に関わる神経メカニズムを解明すること,の二点を目的に開発された.KINARM は感覚機能,運動機能,認知機能を同時に評価できるという特長をもち,これらの評価は既存の臨床評価手法と比較して客観性や鋭敏性の点でも優れている.KINARM の高精度な計測機能や柔軟な制御システムは,運動データをもとにリアルタイムに解析や介入をおこなう行動学的実験においても欠かせないものであり,運動制御や運動学習に関わる神経科学的研究の発展に大きく貢献してきた.今後,神経科学的研究で得られた知見をリハビリテーションに組み込んでいくことが期待される.
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© 2013 バイオメカニズム学会
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