バイオメカニズム学会誌
Print ISSN : 0285-0885
解説
超音波エラストグラフィの原理
山川 誠
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2016 年 40 巻 2 号 p. 73-78

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抄録
超音波エラストグラフィは,超音波を用いて組織の硬さ分布を非侵襲的に画像化する技術であり,大きく分けて,組織 を加圧した際のひずみ分布を計測して相対的な硬さ分布を画像化する方法と組織を加振した際のせん断波の伝搬速度分布を計 測して定量的な硬さ分布を画像化する方法がある.また,これらの手法内においてもさらに加圧・加振の方法の違いにより4 つの手法に分類される.それぞれの手法ごとに原理や特徴が異なっており,本稿ではこれらの原理を説明するとともに,各手 法の特徴について述べる.また,超音波エラストグラフィを用いた応用例についても紹介する.
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© 2016 バイオメカニズム学会
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