抄録
2020 東京オリンピック・パラリンピックがいよいよ2 年後に迫り,パラリンピック競技も大きな注目を集めるようになってきた.パラアスリートを取り巻く環境も大きく改善され,心理学,バイオメカニクス,栄養学,医学,運動生理学などスポーツ医科学の専門スタッフが選手を支援するサポート体制も整ってきている.また近年は,障がい者スポーツに関する研究も積極的に行われるようになり,研究によって得られた知見が現場に応用されるなど,現場と研究が密接に関わりを持つようになってきた.本稿では,パラリンピック種目である陸上競技車いす男子100 m(T54)の現場におけるサポートで得られたデータと車いすテニスのチェアワーク実験で得られたデータについて報告する.