バイオメカニズム学会誌
Print ISSN : 0285-0885
解説
活動・参加に向けた歩行支援機器の意義
井上 剛伸
著者情報
ジャーナル フリー

2020 年 44 巻 3 号 p. 158-161

詳細
抄録

本稿では,活動・参加を中心に生活機能と歩行支援機器の関係をWHOの国際生活機能分類(ICF)を基に整理し,その意義について概説した.生活機能は心身機能・身体構造,活動,参加を包含した概念であり,人の生活の全体を表そうとする概念である.障害は生活機能に問題が生じた状態を示すものとして定義され,支援機器はそれらに作用するものとして位置づけられる.歩行は活動・参加に位置づけられているものの,健康維持や機能維持の観点から,心身機能への影響も大きいとされ,それを支援する機器については特別な配慮が必要となる.ここでは,心身機能・身体構造,歩行,活動・参加の3つの要素に作用する機器を設定し,その活用に必要となるポイントを指摘した.

著者関連情報
© 2020 バイオメカニズム学会
前の記事 次の記事
feedback
Top