抄録
近年,スマートフォンやタブレット端末など携帯性に優れた多機能かつ高性能な情報機器が普及してきた.このような情報機器を活用することにより,リハビリテーションやスポーツ科学の分野においても手軽に利用可能な計測機器を開発できると考えられる.ここでは,タブレット端末を対象とした簡単なプログラム作成方法を紹介するとともに, Arduino マイコンと Bluetooth 無線接続を通してやりとりする方法について解説した.タブレット用のプログラムも,パソコン上で統合開発環境(IDE)を利用して作成し,これをタブレットに転送して実行する.ここでは Android 系端末を対象として, Android Studio を使ったプログラミングについて述べた.