抄録
少子化問題に伴う労働力不足の解決策として高齢労働者の活躍が期待されている.一方で,高齢者は身体能力,認知能力の衰えから,労災リスクが高まることが懸念される.ここでは,我々が開発してきたスマートスーツを取り上げ,軽労化と呼ぶ,健康労働寿命を延伸させるための新たなアシスト技術の概念について述べる.また,産業医学との医工連携の取り組みとして,スマートスーツなどの軽労化技術を適切に職場に導入する手順を紹介するとともに,軽労化技術の開発と軽労化概念の社会普及活動を行っている軽労化研究会の活動について紹介する.