抄録
MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術の発展に伴い,安価で小型の慣性センサが入手可能になり,慣性センサが人の運動計測に用いられるようになった.慣性センサを用いた運動計測では,光学式モーションキャプチャシステムとは異なり,3 次元位置を直接計測できないため,リンクモデルを作成し,初期姿勢からの変化として運動を計測する必要がある.本稿では,慣性センサを用いた姿勢計測方法について述べ,リンクモデルの構築手法について解説する.そして,最後に,光学式モーションキャプチャシステムで計測できない場所での計測事例,手指の運動計測システムの事例を紹介する.