抄録
子どもの足部は発達により3次元的な構造に変化する.特に内側縦アーチを構成する中足部の発達が重要となる.本研究では,足部骨格3D計測システムを開発し,子どもの足部骨格の評価指標を構築した.本解説では,子どもと大人の足部特性の比較,追跡研究による足部特性の変化に言及した.追跡調査の結果,11-12歳時において,舟状骨高,舟状骨高/足長が8-9歳時よりも下回っている群が男子で76%,女子で46%存在した.その要因として舟状骨の高さが下がるだけではなく,回内により内側に倒れるように変化したことがわかった.子どもの足部骨格の評価は舟状骨などの3次元的な変化を解析することが将来の関節疾患予防には重要と考える.