抄録
MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置は,1970年代に画像化の原理等が開発されたのを皮切りに,画像の質の向上
を目的に様々な技術開発がなされ,現在では臨床における画像診断や脳機能解析をはじめとする様々な研究において無くてはならない装置となっている.近年では超高磁場MRI装置の開発も進み,ヒト用の7.0 T MRI装置や11.7 T MRI装置が開発され,研究が進められている.このように様々な開発は進められてはいるが,その根幹となるMRIの原理は変わっていない.むしろ新しい技術の理解のためにも,基礎的な原理を理解しておくことは重要であると考えている.本解説記事では,核磁気共鳴現象の原理や,画像化の原理,各種画像コントラストについて総合的に解説する.