東京大学大学院
1994 年 27 巻 3 号 p. 59-74
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多国籍企業の海外子会社への技術移転は進出当初だけに行われる一回限りのゲームではない.子会社の組織能力の向上や環境変化に対応して継続的な技術移転が行われる.それは,技術の性質によって移転の可能性や難易度が違うだけでなく,現地の吸収能力が一様でないためである.本稿は,この繰り返しゲームとしての技術移転プロセスを「段階的な技術移転」という論理で定式化したものである.
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