東京外国語大学
1996 年 29 巻 4 号 p. 20-29
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組織統合の基盤を共有価値に求める価値統合モデル――組織文化研究の多くが依拠してきたモデル――には,曖昧さの閑却や規範の偏重や関係への終始といったさまざまな難点がつきまとってきた.これに対して本稿では,価値や規範によって現出する集合体という視角から価値や規範を生み出す集合体という視角への転換を図り,組織の存立や統合の根源に抽象的な自領域規定としての自己カテゴリゼーションを据える新たなモデルを提示する.
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