法政大学経営学部
1996 年 29 巻 4 号 p. 30-37
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「組織は,自らが順応しなければならない“事実”とみなす現実を創造する」.何と新鮮で魅惑的な響きのするアイディアだろうか. このアイディアを,鬼才K.E.ワイクは,情報の多義性,組織化の進化論モデルそしてイナクトされた環境といった概念を駆使して見事に理論化した. ワイクのこの理論は,意思決定を中心としたモダン経営学の終焉を告げ,認識を中心としたポスト・モダン経営学の誕生を知らせる秋(とき)の鐘なのである.
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